ガラスペン

川西硝子のガラスペンはペン先から柄にいたるまで完全な手仕事で作られており、一本一本心をこめて丁寧に作られている「硬質ガラスペン」です。
硬質ガラスは軽くて硬いガラスのため、耐久性、耐摩耗性に優れたガラスペンを作ることができます。
出来あがったガラスペンは一本づつ試し書きが行われ最終チェックの後、質の高いガラスペンとして皆様にお届けしております。
もっとも繊細で重要な部分であるペン先には特にこだわりを持っており、インクを湛える溝の一本一本まで手作業で丁寧に作り上げていきます。
ペン先を360°加工することでペン先のどの面でも書け、筆圧をかけなくてもペンの重みだけで滑らかに線が引けるように重心や溝の本数も考えられています。ペン先の溝に毛細管現象が働くことで、最後までインクの擦れが起こりにくく均一の線で文字が書けるようになっております。
ガラスペンそのものは以前からあるものですが、書いているときの「カリカリとした感触が気になる」という声が多く聞かれました。
そうした弱点を克服し実用性が低いと思われがちなガラスペンの概念を覆したいと思いながら、ペン先の研究をしてきました。
丹精込めて作られた精度の高いガラスペンは書き心地がとても滑らかで、一度インクを浸けると、およそ300〜500文字の連続筆記が可能です。
見た目の美しさはもちろん実用性を兼ね備えたガラスペンを使うことで、パソコンの浸透した現代社会において「書く」ことの楽しさや優雅さをもう一度見直してみては如何でしょうか。
忘れかけていた何か大切な心のゆとりを思い出すことが出来るかもしれません。 

ガラスペンラインナップ 無垢(8本溝)
全長×持ち手太さ 約165mm×10mm 全6色

ペン先に8本の溝が刻まれているガラスペン。
軽量で、男女問わず気軽にお使いいただけるシリーズです。
他のシリーズ(12本溝のペン先)に比べて、ガラス特有のカリカリとした書き心地を
残した仕上がりになっています。
硬さはあるものの、ガラスという素材感を楽しみながら筆記ができます。
シンプルさを追求した作りで無色透明なペン軸は
ガラスそのものの無垢な仕上がりです。

十二(12本溝)
全長×持ち手太さ 約165mm×10mm 全6色

ペン先に12本の溝が刻まれているガラスペン。
持ち手部分にはピンクや黄色の着色がほんのりと施されております。
細身で手になじみやすく、上品で飽きのこないデザインです。
無垢(8本溝)のガラスペンに比べ滑らかな書き心地に仕上げています。
ペンを置いたときに卓上から転がり落ちないように
回り止めがついています。

細波(12本溝)
全長×持ち手太さ 約165mm×12mm 全4色

ペン先に12本の溝が刻まれているガラスペン。
12本の溝がしっかりとインクを蓄え、
1度浸けたインクが無くなるまで擦れにくく、とても滑らかな書き心地です。
持ち手部分は細波模様の凹凸が手にフィットし滑りにくいデザインです。
1本1本手仕事によって施された細かく波打つ細波模様がキラキラと輝き、
白い紙に映し出されるその影は格別な美しさです。
ガラスでありながらどことなく暖かみを感じる色合いと、
握った時の感触が心地良いガラスペンです。

螺旋、矢絣、柳(12本溝)

川西硝子で制作されるガラスペンの中で最高ランクのガラスペン。
これまでにない滑らかな書き心地を実現するために
溝の本数や重心の位置が考えられています。
ペン先に12本の溝を入れる技術により、最後までインクの擦れが起こりにくく
均一の線で文字が書けるようになりました。
ペンの重さだけでも充分に筆記でき、
筆圧をかけなくてもスラスラと滑らかな書き心地を楽しめます。
また装飾も印象的で、ガラス内部に立体的な模様が閉じ込められています。
不思議な透明感と洗練された高級感が溢れる
2つとして同じものがないガラスペンです。
装飾はさることながら、書き味も非常に滑らかで長文筆記が可能です。
「軸の模様」と「柄の色」、「文字の太さ」の組み合わせによる、
オーダーメイドも致します。お気軽にお問い合わせください。
info@kawanishiglass.com

取り扱い
  • 耐摩耗性に優れた材質であるホウケイ酸ガラス(硬質ガラス)を使用しておりますが、ペン先の細工は繊細ですので、強く押し付けたりしないでください。
  • ご使用する際にはペン先の3分の1程を数秒インクに浸け、ペン先の溝上部までインクが行き渡っていることをご確認ください。インクの浸け過ぎによる液垂れにご注意ください。
  • ガラスペン特有の筆圧、筆記角度がありますので、ご使用につれて慣れてくだされば幸いです。
    筆圧をかけずペンをやや寝かせて書くことをお勧めします。
  • ペン先の溝一本一本に入り込んだインクを均等に使用する為に、筆記中、時々ペンを回して下さい。長文筆記が可能になります。
  • 使用後はペン先のインクを流水で軽く洗い流して下さい。流水がない場合には布等で軽く拭き取ってください。
    溝内のインクが固まりますと、ペンの書き味に影響が出る場合がございます。
アフターサービス

川西硝子では、安心してガラスペンを使用していただけますよう、アフターサービスとしてペンの修理を行っております。
万一ペン先が破損してしまった場合はお気軽にご相談ください。
ただし、修理は川西硝子で制作されたガラスペンに限らせていただきます。
破損状況によっては、修理ができない場合もございます。また修理代金は程度により異なります。
修理を依頼される場合は、送料及び修理代をお客様負担とさせて頂きます。
その他、ご不明な点やお困りのこと等がございましたら、お気軽にお問い合せください。